貸仮想通貨とは?方法やメリットやデメリット
貸仮想通貨(レンディング)とは一体何なのか、簡単にわかりやすく説明します。
貸仮想通貨(レンディング)を簡単に説明すると、お金を投資したい人と、お金を借りたい人をつなぎ合わせ、利回り収入を得ることを言います。
さらに、この投資したい人と借りたい人をマッチングさせる仲介人を担うのが、レンディング事業者です。
簡単な仕組みとしては、投資したい人がレンディング事業者に投資し、借りたい人がレンディング事業者に借入し、借りたい人が借入額や利子などをレンディング事業者に返済し、レンディング事業者が利回り分を投資したい人に支払う仕組みになります。
現在のレンディング事業者は、様々なプラットフォームに存在し、日本円を貸し出すレンディングサービスはもちろんのこと、ビットコインなどの仮想通貨を貸し出すサービスも増えてきています。
<目次>
貸仮想通貨(レンディング)サービスについて
ここからは、レンディングサービスをいくつか紹介します。
国内のビットコイン(仮想通貨)のレンディングサービス
coincheck(コインチェック)
coincheck(コインチェック)は取引所を開設し、そのアカウントに紐づく「仮想通貨」というカテゴリーから利用可能となります。
coincheck(コインチェック)のメリットとしては、国内で行われているサービスであることと、マネックスグループの傘下の会社であることが挙げられます。
海外で行われているサービスよりも国内で行われているサービスの方が安心感がありますよね。
初心者の方はcoincheck(コインチェック)をオススメします。
coincheck(コインチェック)のデメリットとしては、途中で解約ができないことと、カウンターパーティリスクがあることが挙げられます。
カウンターパーティリスクとは、取引先が破綻するなどして契約が履行されずに損失を被るリスク、または当該損害金額のことを指します。
bitbank(ビットバンク)
bitbank(ビットバンク)もcoincheck(コインチェック)と同様に取引所を開設したのち、そのアカウントで利用可能になります。
しかし、coincheck(コインチェック)とは違い、募集期間があるので募集数量に達すると、次回の募集を待たなければいけません。
bitbank(ビットバンク)は現在、ビットコインのみのレンディング(貸仮想通貨)のみになります。
こちらもcoincheck(コインチェック)同様にカウンターパーティリスクが存在します。
海外のビットコイン(仮想通貨)のレンディングサービス
BlockFi
BlockFiはBTC、ETH、GUSDの3種類利用可能です。
BlockFiも国内のサービス同様にカウンターパーティリスクがあります。
出資額が全て無くなってもいい人はほとんどいないと思いますので、取引を始める前はしっかりリスクを十分に考慮した上で利用しましょう。
貸仮想通貨(レンディング)サービスはこんな人にオススメ
仮想通貨のレンディングは以下のような人にオススメです。
- しばらく仮想通貨を売る予定がない
- 仕事やプライベートが忙しくて取引の時間がなかなか取れない
- 取引手数料がもったいないのであまり頻繁に売買したくない
- 長期投資を目的とした通貨を保有している
上記に当てはまるのならば、貸仮想通貨サービスが利用できる取引所をチェックしてみてはいかがでしょうか??
貸仮想通貨(レンディング)のメリット・デメリット
ここからは貸仮想通貨のメリット・デメリットについていくつか紹介していきます。
貸仮想通貨(レンディング)のメリット
取引する手間が省ける
仮想通貨のレンディングのメリットは、面倒な取引に時間を費やすことなく楽に資産運用ができることです。
レンディングサービスの特徴の一つとして、購入したコインを預入しておくだけで、あとはほぼ何もすることはありません。
年利率は1~5%
年利率は取引所によって異なりますが、国内の取引所で提供されているサービスでは、年利率1~5%ほどになっています。
年利率と一言で言ってもピンとこないかもしれませんが、銀行預金の利率と比較してみるとわかりやすいでしょう。
coincheck(コインチェック)の場合の利率は1%~5%に対して、みずほ銀行の利率は0.01%です。
これを見るだけでも、口座にお金を入れておくよりもcoincheck(コインチェック)を利用したほうがお得なことが分かると思います。
引所を仲介するため仮想通貨を持ち逃げされない
国内取引所での仮想通貨レンディングの場合、必ず取引所が仲介するため、借り手が貸し手の資産を持ち逃げすることは不可能のため、安心して貸し出しすることができます。
貸仮想通貨(レンディング)のデメリット
取引所が破綻したら預けた仮想通貨は戻ってこない
仮想通貨を預けている取引所が破綻してしまった場合には、仮想通貨レンディングとして預けていた資産はほぼ戻ってこないと言っても良いでしょう。
そういうリスクがあることをしっかり頭に入れ、仮想通貨レンディングを利用する際は取引所選びは慎重に行う必要があります。
先ほども紹介したcoincheck(コインチェック)は東証一部のマネックスグループが運営をしている為、破綻するリスクはかなり低いのでオススメです。
貸出期間中は仮想通貨を動かすことができない
仮想通貨レンディングは貸出期間が定められており、その期間中は貸し出した仮想通貨を動かすことはできません。
仮想通貨を動かせないということは、仮想通貨の価格が暴落・暴騰したときに、売却することができないということになります。
貸仮想通貨(レンディング)にトレードスキルは不要ですが、価値を下回るなどの相場の時は長く預けておくことは、環境によって得策ではない場合がありますので要注意です。
リスクを少しでも回避したい人は、coincheck(コインチェック)ですと2週間(年率1%)からの短期コースが選択できますので、利率は下がりますが、できるだけリスクを回避したい人などは短期コースがおススメです。
coincheck(コインチェック)以外にもGMOコインなど90日の短期コースが存在しますので、各サイトで見てみたり、問合せして聞いてみるといいでしょう。
まとめ
貸仮想通貨は年率が良く、資産運用を始めたい人は是非始めるべきだと思いますが、貸仮想通貨には取引所によっても様々なメリットやデメリットが存在します。
自分にあった仮想通貨レンディングサービスを選びましょう。