ディファイ(Defi)
<目次>
Defi(ディファイ)の概要
DeFiは分散型金融(decentralized finance)の略語です。
既存の金融システムでは、承認や意思決定を行うときに第三者の仲介を必要としていましたが、分散型金融では、仲介者不用のP2Pでの直接契約が実現しました。
分散型金融を可能にしたのが、ブロックチェーンの分散台帳機能と、契約プログラムを自動化するスマートコントラクトです。
Defi(ディファイ)の特徴
DeFiにはどのような特徴があるのでしょうか?
01 非中央集権
限られたメンバーだけが承認や意思決定を行うのではなく、全てのユーザーが承認や意思決定に参加することが可能です。
02 透明性の高さ
全ての参加者が承認や意思決定に参加できるように、資産の移動や、承認までの過程が明確にわかるように、オープンソースのプログラミングコードで記述されています。
外部からでも解析が可能なので、透明性が高く、悪意を持った一部の参加者に改ざんされたりする可能性は非常に低いです。
03 誰でも利用が可能
国家や中央銀行に属していないため、国境の概念がなく、ネットに接続する環境さえあれば、誰でもどこからでも利用することが可能です。
利用の際に身分証提示の必要もないため、今まで口座を持てなかった貧困層の人でも自分の資産を安全に管理することができるようになります。
04 ハッキングへの耐性
中央集権型のように、一か所にデータを保管するのではなく、データが分散して保管されているため、ハッキングへの耐性が非常に高いです。
05 低コスト
既存の中央集権型金融では、個人間でお金を送金する場合、金融口座を用意して、銀行に仲介してもらったり、現金書留で郵便局に仲介してもらう必要がありましたが、分散型金融は第三者の仲介を必要とせずに、P2Pの送金が可能になるので、仲介に対して余計なコストが発生しません。
そのため、手数料などのコストが今までよりも安くなるケースがあります。
Defi(ディファイ)の購入方法
DeFiの注目度は世界的に高まり、数多くのガバナンストークンが登場しています(LEND、LRC、COMP、BAL・・・)。
ガバナンストークンは、発行直後や上場したときに、一気に価格が高騰する可能性があります。
DeFiトークンへの注目度は高いので、価格上昇の期待も高いです。
数多くのDefiトークンの中で今回はCompound(COMP)を入手する流れを説明します。
01 イーサリアムを購入する
イーサリアムはほとんどの日本国内の取引所で購入できます。販売所か取引所でイーサリアムを購入します。
02 イーサリアムウォレットに登録する
COMPトークンを得るために、貸付を行う必要があります。
イーサリアムウォレットならば貸付することができるので(MyEtherWallet、MetaMask)などのウォレットに登録したり、インストールして利用できる状態にします。
TrezorなどのハードウォレットでもCOMPへの貸付は可能なので、対応しているハードウォレットを購入するのもいいでしょう。
03 COMPに貸付をする
用意したイーサリアムをウォレット内でCOMPに貸付を行います。
USDC、USDC、DAIなどUSドルと価格が連動しているコインとの交換も可能なので、変動幅と金利を考慮してから交換方法を決めます。
04 トークンの入手
貸付が成功すると、金利と一緒にCOMPトークンを入手することができます。